昔からのお客様が! えっ南極つながり!?

私たちは「ペンション黒姫高原ふふはり亭」は今年オープンさせたばかりですが、元々の「ペンションふふはり亭」は南さんという方が1978年から始められて2008年までの30年間営業されて来ました。その間、たくさんのお客様に親しまれていたようです。
詳しくはこちら⇒みなみけんじのココログ

先日、その南さん時代からのお客様が東京から来られて2泊されました。Yさまのお子様は今は2人とも大学生ですが、妹さんの方がお母様のお腹の中にいる頃から10年くらい毎年通われていたそうです。「また泊まれるようになって嬉しい」と喜んでくださいました。
玄関入られた途端「うわぁ変わってない~」と懐かしそうにしておられましたね。
また南さん時代のいろいろなエピソードも聞くことが出来ました。

息子さんはドローンのプログラムを書くことをしておられるそうで、ふふはり亭の庭で何やらドローンの実験をされていましたよ。

驚いたのがなんと奥様は海鷹丸関係のお仕事をされているそうです。
海鷹丸と聞いてピンと来ない方もおられるかと思います。海鷹丸は東京海洋大学の海洋調査船です。そして南極観測隊にも毎年参加しています。日本の南極観測隊は南極観測船しらせで昭和基地に向かうメインの隊と、海鷹丸によって行う海洋調査の別動隊から構成されているんです。
そして奥様は私と同じ58次隊に参加されたスタッフともお知り合いとのこと。
なんというご縁でしょうか!

60次隊のポロシャツを着た奥様

 

南極観測隊の隊員は採用が決まると、まず7月1日から東京立川にある国立極地研究所南極観測センターの隊員室に配属されます。ここで11月下旬の南極出発までの間いろいろ準備に追われるわけです。調理隊員は1年分の食材を調達し、お医者さんは薬を調達したり色々研修を受けたり、そして野外観測支援隊員の私は隊員の装備類を揃えるのが仕事です。
越冬隊、夏隊、同行者そして海鷹丸チーム合わせると90人くらいになるのですが、全員の使う装備、ヘルメット、グローブ、シャツ、ズボン、アンダーウェア、ジャケット、羽毛服、サングラス、帽子、隊のユニフォーム、ブーツ等々をアウトドアメーカーと交渉して調達します。大きい人、小さい人、全員体のサイズが違いますからなかなか大変です。しかも南極の装備は基本的に冬山装備。それを夏の暑い盛りの7月8月に、サイズがバラバラの90人分を用意しなくちゃいけないんです。ほんと大変でしたね。
ただ大好きなアウトドア用品をこれだけ大量に買うのは楽しかったですね。なかなか出来ない経験でしたよ。
話が脱線しました。海鷹丸の皆さんとはあまりお話しする機会がありませんでしたが、個人装備は私が調達したという繋がりがあるのですよ。

立川の隊員室勤務中のたっつあん
分け終わった個人装備。越冬隊、夏隊など任務の内容によってそれぞれ装備は異なる。

翌日は野尻湖の遊覧船乗ったり温泉に行ったり周辺を楽しまれたようでした。
仲の良い素敵なご家族でしたよ。
この度はお越しいただきありがとうございました。またぜひおいで下さいね!

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