いわさきちひろさんと児童文化村

絵本作家のいわさきちひろさんをご存じの方は多いと思いますが、ちひろさんのアトリエがふふはり亭のすぐ裏にあったことをご存じでしょうか。

ちひろさんのアトリエが信濃町にあったことを知ってはいても、野尻湖を眺めながら創作活動をされたということから野尻湖畔にアトリエがあったと勘違いされてる方もおられるようですが、実は野尻湖畔ではなく、ふふはり亭のすぐ裏、つまり黒姫高原にあったのです。地番が野尻だから野尻湖畔と思ってしまうのも無理はありませんね。なぜ黒姫高原が野尻? と住んでる私も思いますから。

いわさきちひろさんのアトリエ黒姫山荘はふふはり亭の裏の【児童文化村】という別荘地にあり、ちひろさんのほかにも多くの絵本作家の方々が住んでいらしたようです。ちひろさんの黒姫山荘は、現在は黒姫童話館の敷地内に移築され一般公開されています。

黒姫山荘
童話館横に移築された黒姫山荘
黒姫山荘内部
黒姫山荘内部
児童文化村地図
児童文化村分譲地図
黒姫山荘
撮影者はふふはり亭前オーナーの南さん!

 
さてここで建築家の種田さんをご紹介します。種田さんはふふはり亭のリピーターのお客様なのですが、建築という観点からいわさきちひろさんのこともよく調べておられます。

【児童文化村】には、敷地境界には塀を設けない、静かな創作の環境を守るために商業目的には使用しない、騒音をたてない、などのある種の「掟」があって今も引き継がれているそうです。同じ信濃町の【国際村】もそうですね。こうした「掟」が自然の景観を守ってきたのでしょう。そもそもこのような「掟」が日本中にあれば、自然公園法などの法律は要らなかったんだろうなぁと私は思うわけです。
こちらをぜひご一読ください⇒黒姫山麓の文芸家コロニイ ―松木重一郎の「児童文化村」構想と実際

種田さんは他にもいろいろ書かれてますね⇒ESSAY
時間のある時にゆっくり読んでみたいです。

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