冬支度

先日のこと。朝起きたら雪景色でした。

うちの車
ウサギの足跡

 
これから積もったり融けたりを繰り返してだんだん白い季節になっていきますね。
 
さて黒姫での冬は2回目なので、いろいろ学習しています。昨年の教訓を生かし様々な対策をしてきました。
昨年の冬は寒くて前オーナーの南さんの奥さんに質問したほどです。「何か特別な寒さ対策してましたか?」と。曰く「全然寒くなかったわよ」とのこと。
うーむ。私にとっては南極より寒い気が・・・。
 
ちなみに室温の6割近くは窓から逃げていくそうです。

出典:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会
 
そこで昨冬はお客様スペースを中心に二重窓化を進めましよ。ただ二重窓にするとどうしても外側のガラスが冷やされて結露してしまうので、間にシリカゲル大量に入れてます。
あっちなみにほとんどの工作や工事は、よほど専門家でなければ出来ない場合を除き自分でやってます。私はお客様がいないときは毎日、朝から晩までふふはり亭のどこかで大工仕事しています。最近はコンクリートにまで手を出すようになりましたよ。

リビング大窓通常モード(1枚ガラス)
冬モード(取り外し式二重窓)

 
そして今年は更に地下倉庫などお客様の目に触れないところの窓も二重窓化しました。お客様の目に触れない部分は、廃材を使用し見た目よりも機能とコスト重視です。

 
窓だけでなく地下のドアも二重にしましたよ。

 
そして館内の暖房をガスストーブ化。
リビングや客室の暖房は、もともとFF式の石油ファンヒーターが付いていたのを全室ガスファンヒーターに替えたのです。何故かって?話せば長いのですが・・・。
 
ふふはり亭を購入した時、屋外に500Lの灯油タンクが2つ設置してありました。このタンクから風呂のボイラーと部屋の暖房機にパイプラインで灯油を供給する仕組みでした。

旧500L灯油タンク①
旧500L灯油タンク②

 
ところがいざ営業許可を取ろうと思ったら消防の許可が下りなかったんです。昔はこれでも良かったのかもしれませんが、新たに営業許可取るには現行の消防法に適合させなければならないんです。これだけの量の灯油を保管するには、開口部(窓など)からの距離とか覆いをつけなくちゃいけないとかいろいろとクリアしなければならない基準が厳しく莫大な金額がかかることがわかり・・・。ただ200L以下のタンクだったら設置には特に制限が無いとのことで、営業許可取得のため背に腹は代えられず200L(正確には196L)タンクに交換したのでした。

業者の方に交換していただきました。
196L灯油タンク

 
さてめでたく営業許可は取れたものの、今度は200Lではボイラーと全室の暖房を賄うには心もとない。各部屋の石油ファンヒーター自体も老朽化していて、一部動かないものもあり、新しくしたいなぁでもお金かかるしなぁ。と頭を抱えていました。
そこでガス屋さんに相談したところ、なんとガスストーブ化の工事を全て無料でやってくれるというではないですか! ガスファンヒーターも最新のものを低価格でリースしてもらえることに!
もちろん灯油からガスにすることでランニングコストは上がりますが、営業許可取得のために既に灯油タンクは200Lになってしまっていたので選択の余地はありませんでした。
そして先日ガス化工事をしていただきました。全室へのガスの配管工事って何日もかかって大変だろうなぁと思っていたら、1日で工事は終わってしまいましたよ。これで灯油タンクは風呂のボイラー専用となり、暖房はガスとなりました。
 
いやぁでも新しい設備が入るのっていいものですねぇ。いつ壊れるかわからない古いストーブと違って安心感が違いますよね。
それにですね、ガスストーブ暖かいんです! 見た目小さいのにパワフルなんです。そしてスイッチを入れるとすぐに暖かい風が出てくる。灯油ではあり得ない早さです。
外の見慣れたガスボンベ(シリンダー)もバルク式といってタンクローリーからホースで供給するシステムに変更されました。
バルク供給。うーん南極観測船しらせが運んできた燃料を昭和基地までホースでつないで送油していたのを思い出すじゃないですか!

ふふはり亭バルク供給方式ガスタンク
「しらせ」から昭和基地まで燃料のバルク輸送

 
その他雪囲いもしました。

さあ、今冬のふふはり亭は暖かいですよ~。

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