大画面リベンジ!

昨年台風の中お越しいただいたお客様(こちらをご覧ください⇒台風になんか負けない!)がまたまたお越しいただけました。今回も2泊。小野寺先輩は東京から、香澄さんは岩手から。お2人とも全国を飛び回るお仕事で、今回も湯沢で集まりがあってその帰りとのこと。
前回来られたのは台風19号で各地で停電が起きたときでしたね。香澄さんは最初から南極教室を楽しみに来られて、「さていよいよ南極教室始まるよ~」という時に電気がパッと消えてそこから25時間ほどの停電。プロジェクターは使えなくなりましたが幸いノートパソコンが充電されていてパソコンの小さい画面で南極教室が出来ました。画面は小さいけど、結構食いついてくれてディープな映像までお見せするくらい盛り上がりましたね。ちなみにこの時私は「パソコンは常に満充電にしておかなくてはいけない」という教訓を得たのでした。
その日以来香澄さんは南極にハマってしまったようです。私と同じ58次隊でシェフをされていたウッチーさんは岩手出身の方で時々岩手でも講演されているのですが、同じ岩手の香澄さんはその講演会を聞きに行って友達になってしまったようです。またウッチーさんは普段は東京浅草でレストランをやっていたのですが(現在ウッチーさんは次なるステージに向けて動き出されたようです)、そのお店にも小野寺先輩と香澄さんは何度か食事に行かれているようです。お2人ともなかなか行動派ですね!

南極昭和基地で調理するウッチーさん
 
今回のお2人は「大画面での南極教室」と「イグルーづくり」と時間があれば「スノーシュー散歩がしたい」とのご要望でした。
到着された日は、お疲れだろうからという事で南極教室は翌日に回して、差し入れていただいた美味しい岩手のワインで乾杯!

お酒の後のサケ茶漬けが美味いこと!
 
翌日はイグルーづくり。実はこの一週間前にご家族で来られたお客様と一緒にふふはり亭の庭にイグルーを作っていたのですよ(こちらをご覧ください⇒今度は大人数で!!)。当初お2人はそのイグルーに入るのを楽しみにされていましたが、暖かい日が続いて崩壊してしまっていました。

ふふはりイグルー 元気な頃
だんだん天井が下がってきて・・・
崩壊!
 
ただ、ちょうど野尻湖ナウマンゾウ博物館でイグルーづくり体験のワークショップが開催される日と重なっていたので、事前にお2人に確認したうえでイグルーづくり体験に申し込んでおいたのです。
イグルーづくり体験は午後からなので午前中は裏庭でスノーシューでもと思っていたのですが、あいにくの雨。でもお2人は室内でのおしゃべりも楽しいようで、くつろぎタイム。
お昼はうちの奥さんがアルバイトさせていただいているカフェレストランハナアカリさんへ。って前回お2人来られた時もハナアカリさんで食事しましたね。今回も全く同じ席にお同じ配列で座ってみましたよ。

昨年と同じ席で(笑) 一番奥がハナアカリの奥様のユウキさん
ハンバーグドリア まいう~

 
そしてナウマンゾウ博物館へ。
ナウマンゾウ博物館のイグルーは小さいながらも、専門家による本格的な物でした。「本当のイグルーはらせん状に作っていく」というのは知っていたのですが、「何故そうするのか」「別にどんなやり方で作ろうが自由じゃん」って思っていたんです。私は今まで自己流で、一段積み終わってから次の段に取り掛かるというやり方でした。それでもきれいにドーム状にはなるんです。でも今回参加してみてわかりました。「らせん状に積む理由」が!
ところで、イグルーはドーム状に作るため、だんだんと雪のブロックを内側にこれでもかって倒していかないと綺麗なドーム状にならないのですよ。ちなみに素人の陥りやすいパターンが「内側に倒していくのが怖くてただの高いブロック塀になってしまう」ってやつです。
そこでどんどん内側へと倒して積んでいくのですが、私のやり方だと次の段の最初のブロックは内側に倒した状態で何の支えも無いので誰かに押さえててもらわないといけないんですね。ところがらせん状に積んでいくと、常に隣に前のブロックがあるので密着して手を放しても固定されてるじゃありませんか! これなら一人で作ろうと思えば作れるわけです。目から鱗でしたよ。
香澄さんはイグルーの先生と一緒にイグルーの内側に入って先生のサポートをされていました。最後に内側からのこぎりで出入り口を開けるのもされて思いっきり楽しまれてましたね。

 
今回、環境省の戸隠の自然保護官の黒田さんとアクティブレンジャーの前田さんもスタッフとして参加されていました。なるほどレンジャーってこういうイベントにも参加するんですね。来年度からどうぞよろしくお願いします!

黒田さんは青レンジャーですね!
黒田さんと前田さん

 
2日目の夜も頂いた美味しいお酒で乾杯。いやぁ、この岩手の「雪っこ」ってお酒の美味しいこと。

 
夕食後はいよいよお待ちかねの「南極教室」
前回以来、お2人からは「大画面での南極教室」と強い要望を頂いていました。今回それが叶いましたね。今回は台風もないし、雪少ないし、停電する要素は何一つありませんでしたから。
でも画面が大きいだけで内容的には前回と同じなのに、この盛り上がりようったら。色々質問が出て、結局通常1時間半の南極教室が、4時間にわたる激闘となりました(笑)

 
香澄さんは南極関連の本も色々読まれたそうで、57次隊渡貫さんの「南極ではたらく」の話題からもいろいろ質問が出ましたね。「”南極ロス”は本当か?」とか。そうなんですよ。私もそうだったし他の多くの皆さんもそうみたいなのですが、南極から帰って来てから数ヶ月間は周りのスピードについていけなくて立ち直るのに苦労するんですよ。その期間を「リハビリ」と呼んでたりもします。
お恥ずかしい話、その渡貫さんの本の存在は知っていましたが、実は買ってなかったんです。渡貫さんとは57次から58次への交代の期間に昭和基地で少しお会いしただけでした。「普通の主婦」で南極に行かれて、しかもローソンの「悪魔のおにぎり」の生みの親でもあり、「すごいなぁ」と単純に尊敬していましたが、本は持っていなかったんです。でも香澄さんからいろいろ面白い質問が出て買いたくなってしまいましたよ。でAmazonでポチっとな。
 
それにしても激闘4時間のあとのやり切った感は半端なかったですよ。真っ白に燃え尽きた明日のジョー状態でしたよ。
 
翌日は午前中戸隠にそばを食べに行ってから黒姫駅まで送って・・・と予定を組んでいたのですが、楽しくおしゃべりしているうちに時間が過ぎ「戸隠に行っている時間はない!」となり、しかも「長野駅まで送って行かないと指定を取った新幹線の時間に間に合わない!」となってしまいました。ははは。
そこで近くの仁の蔵で美味しいおそばを食べ、そのまま長野駅までお送りしましたよ。
 
いやぁ盛りだくさんな内容で手強くも楽しい3日間でしたね。
小野寺先輩、香澄さん、この度はお越しいただきありがとうございました。
特に香澄さんは岩手なのでなかなか遠いけど、お2人ともまたいらしてくださいね。待ってまーす!!

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