東海自然歩道歩きのガイドをさせていただいた時のお客様がお越し下さいました！
昨年、南極から帰って来てからのリハビリ期間中（越冬生活を終えて帰国するとなかなか社会のスピードについていけなくて立ち直るまでに時間を要するのです。他の皆さんもそうみたい）は最初のうち家でゴロゴロしていましたが、これじゃいかんと夏からいろいろアルバイトをしました。古巣のトヨタ白川郷自然學校で草刈りや白水湖ロッジの管理、更に古巣のODSSでシャワークライミングのガイド、乗鞍のリトルピークスで忍者キャンプのスタッフ等。秋になると友人のサム君のお手伝いでクラブツーリズム主催の「東海自然歩道歩き～恵那コース～」のサブガイドもさせていただきました。サム君は私がODSSにいた頃からの友人です。
サム君のホームページはこちら⇒やまあかり
ご参加の皆さんは5年間毎月一緒に歩くので仲良くなって完歩した後も交流がずっと続くようです。5年間一緒に苦楽を共にすればそうなりますよねぇ。私も恵那コース（全7回）だけでしたが毎回皆さんと歩けて仲間になれた気がします。中には前回完歩して2巡目にまた参加する方も多いそうです。もうライフワークですね。
「東海自然歩道歩き」はクラブツーリズム主催でしたが、今年から「中部北陸自然歩道歩き」という企画をサム君独自に「やまあかり」主催で始めたそうで、東海自然歩道の時のお客様がそのまま参加しているそうです。これも完歩するのに3年くらいかかるのかな？
今回のお客様も今は「中山道歩き」とサム君の「中部北陸自然歩道歩き」の両方に毎月参加されているのだとか。
この日はもともと東海自然歩道の参加者皆さんで「ふふはり亭」に来ていただけるという話があったのですが、私の都合で日程を別の日にしてもらえるようお願いしたところ皆さんの日程が合わず一旦キャンセルになったのでした。しかし後で私の予定が空いたのでご連絡したところ来ていただけることに。しかも2泊！ ただ他の皆さんは既に予定を入れてしまって来れませんでした。今回皆さんには申し訳ないことをしたと反省しております。
さて東海自然歩道歩きの時のバスでの移動中、よく私はマイクを握っていろいろ南極の話をしていたので期待は高まっていたようで（？）、夕食後は南極教室！
翌日は軽井沢を歩かれるとのこと。なんでも「中山道歩き」で岩村田～軽井沢間に参加できなかったので、全線踏破のためにリベンジしに行かれるのだそうです。それにしても信濃町のふふはり亭から新幹線を使って軽井沢まで歩きに行って、またふふはり亭に戻って来てくれるというのですから嬉しいやら申し訳ないやら。
朝食を6時にして早立ちされました。天気も良いし気持ちのいい街道歩きが出来そうでした。
お客様を黒姫駅までお送りした後、私たちは周辺の紅葉を探しに出かけました。ふふはり亭周辺は紅葉はまだこれからという感じですが、少し標高上がるともうかなり紅葉が綺麗でしたよ。
そして2泊目。夕食の時に今日のことを色々お聞かせいただきました。この日は23㎞歩かれたそうです。佐久から軽井沢まで車だと全然気になりませんが、歩きだとダラダラとした上り坂がひたすら続くので結構大変なのだとか。
これで心置きなくゴールの日本橋を目指せますね！
食事については旦那様も奥様も食材一つ一つについていろいろ質問してくださり、美味しそうに召し上がってくれてうちの奥さんは作り甲斐があるようでした。
また奥様は陶磁器に造詣があり、器好きのうちの奥さんとも話が弾んでました。また私の母が東京芸大で陶芸の講師をしている関係で、もらった焼き物がたくさんあるのですが、一つ一つ興味深げに見ておられましたね。
翌日は朝食後、散歩がてら黒姫童話館まで歩いて行かれました。ふふはり亭から童話館まで約2.4km。毎日6㎞歩かれているとのことですから大した距離ではないのでしょう。ちなみに私は車でしか行ったことありません。
童話館を見終わったタイミングで電話を頂き車でお迎えに。駅までお送りする途中に「道の駅しなの」の「地場産品直売所いっさっさ」に立ち寄り。「いっさっさ」はいつも新鮮で安い地元野菜が豊富にあり、ふふはり亭の野菜はここから仕入れています。ふふはり亭でいつもお出ししている紫米や信州の伝統野菜「ぼたごしょう（ぼたんこしょう）」を気に入って頂けたようで買われていました。ぼたごしょうは見た目ピーマンなんですけど、すんごく辛いんです。
最後は黒姫駅でお見送り。
今回はふふはり亭をご利用いただきありがとうございました。ぜひ次回は東海自然歩道の皆さんと一緒にいらしてください。他の季節にもぜひ！
